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今年9月に投稿された「つみたてNISA対象投信、すべてが含み益に」という日本経済新聞の記事が、一時投資関係者などの間で話題となりました。2018年1月の制度開始時点から積立を継続していた場合、対象ファンドのすべてがプラスの運用状況にあると言うのです。
また別の記事によると、つみたてNISAの保有者平均リターンを試算すると、約20%の含み益を確保していると言います。どちらも一定の条件を考慮したうえでの試算ではありますが、これだけ見れば、今つみたてNISAを始めるしかないとも言えなくもないですが、なぜ今つみたてNISAが人気なのでしょうか。
つみたてNISAの概要を振り返っておきます。つみたてNISAとは、『特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度』。金融庁が打ち出した制度のことを指しています。投資対象商品は金融庁がフィルタリングして厳選しているため、投資初心者でも安心して購入しやすいラインナップ。年間40万円の範囲で最長20年間投資ができ、その間で売却した利益はどれだけ儲かっても非課税というのが大きな魅力です。
儲かりやすい要因のひとつに「低コストで運用ができる」点があります。どんな投資信託でも購入時手数料、信託報酬など手数料が必要ですが、つみたてNISAの手数料は通常の投資信託よりも安価です。同じ運用を低コストで実現できることは、投資者へのリターンがその分増えるということになりますので、つみたてNISAの強みと言えます。
他にも、最近は特に「市場が好調」というのも要因のひとつでしょう。最近では、コロナワクチン接種が広がり、経済活動の正常化が進むことへの期待から買い注文が増え、9月中旬には31年ぶりに日経平均が30,795円の高値を更新しました。このところの株高は期待が先行する形で進んでいるようですので、そうした動きがつみたてNISAの強みを補強しているのでしょう。
覚えておきたい点としては、つみたてNISAは、売り買いを頻繁に繰り返すのではなく、継続することで利益が出やすい投資だということです。一時的に景気が落ち込み値下がりしたとしても、長期的な目線で捉え、売却せず様子を見たほうが賢明です。焦らずじっくり積み立てていくことが勝利の秘訣です。
我々の事業である「マンション経営」に関して言えば、こうした金融商品より景気に左右されにくい投資だと言われていますし、意外と少額から始められ、手間もかからず、投資初心者にはおすすめです。利益を出す以外にも、節税・保険・相続対策にもなりますので、これからの時代の資産形成として、是非選択肢に追加していただきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。